資生堂の魚谷氏が最初に指示すること
資生堂といえば美容商品をはじめとして、医療関係の商品などを販売する大企業として知られています。
こちらの資生堂は魚谷氏が代表を務めていますが、こちらの大谷さんという方はどんな人物なのでしょうか?
詳しく知られてはいませんが、大谷さんは会社の歴史を非常に大切に思っています。
最初から彼が一代で築いた会社ではなく、資生堂はもともと違う代表取締役がいました。
そう言った方々がどのように資生堂を成長させるために改革を行ってきたのかを、いつまででも大切にしているのです。
そのため、大谷さんは新人社員が資生堂に入ると、必ずこれまでの歴史がわかる場所に行くようにと指示します。
資生堂の歴史が詰まっている場所は誰でも足を踏み入れることができるわけではありません。
こちらの企業で働くことが決まった際には足を踏み入れることができるようになります。
そして会社がどのように作られたのか、どのように成長してきたのかを新入社員が知ることによって、今後どのように働いていくのかを一つのビジョンとして考えてもらうのです。
一瞬が一生になることを大切にしている
大谷さんが代表取締役を務める資生堂は、前述の通り美容に関係する商品等を次々に販売しています。
また、エステサロンなどを経営していることでも知られているでしょう。
このように美容に関して他のポイントというのは一瞬の美しさが一生の美しさにもつながっていきます。
例えば写真撮影を行う際に、その一瞬非常に美しいお肌でいることができれば写真データが一生にわたり残ってくれます。
こういったことを非常に大切に考えており、消費者がどのような気持ちで商品を購入するのか、またどんな商品を求めているのかなどに関しても常に深く考えながら商品開発を行っているのです。
もちろん社内でもこのような部分を意識しながら商品開発を行うように、育成を行っています。
魚谷氏の具体的なヒストリー
上記のように商品への深い愛情だけでなく、消費者に関しての深い理解を持ってお仕事をされている大谷さんですが、どのようなヒストリーをお持ちなのでしょうか。
驚くほどたくさんの経歴を持っており、実力者であることがわかります。
1973年には大阪星光学院高等学校を卒業し、その後1977年には同志社大学文学部英文科を卒業されました。
またその直後にはライオン株式会社への入社を果たしています。
しかしライオン株式会社で働き続けるわけではなく1981年にはコロンビア大学に留学、さらに1991年にはフィリップモリス株式会社への入社を果たしたのです。
また、日本における統括責任者を務めたことでも知られています。
さらに1994年には日本コカ・コーラ株式会社への入社を果たし、取締役副社長に就任しているのです。
その後も複数の会社の取締役会長などを経験し、2013年には資生堂のマーケティング統括顧問に就任しています。
さらにはシティバンク銀行株式会社の社外取締役を務めるなど、現在でも多岐に渡って活躍しているのです。
このように海外でグローバルに活躍する側面も持っており、様々な情報のリサーチ能力なども高い方です。
商品作りをする際にも日本国内だけでなく海外でのニーズ、そして海外と日本の方々の肌の違いなどを考えながら素晴らしい商品を作ってくれています。