Appleのビジネスモデルは他社に真似できない
Apple はiPhoneをはじめとして、iPadやiPodなど様々な商品を販売しています。
またこのような商品に付属するための商品開発や販売も行っているのです。
Appleといえば、日本よりも先に海外でメジャーとなった大企業ですが、こちらのビジネスモデルを参考にするのは簡単な事ではありません。
Appleのビジネスモデルというのは、他社も真似することができないと言われており、ここまで有名な大企業になっていながらもその根本的な発想というのは非常にわかりやすく、一貫性のあるものです。
どうしても企業を成長させていくことや、売り上げも伸ばすことを考えると様々な欲が出てしまうのが当然でしょう。
しかしAppleではそういった欲に意識を向けるのではなく、全く違った部分に意識を向けて、これまでのビジネスを展開しているのです。
このようにビジネスモデルを作り大企業までに成長させていくためには、当然ですが一つ一つの商品や商品に使用される部分において詳しい知識を持っていなければなりません。
また、どのような商品であれば消費者のニーズに合っているのかということも、常にリサーチを行いながら世の中の動きを細かくチェックしていなければ成り立つことではないのです。
とにかくシンプルイズベスト
Appleのビジネスモデルというのは、とにかくシンプルイズベストというものになります。
その商品には可愛らしいデザインや、おしゃれなデザインというものがなく基本的にはスタイリッシュなデザインとなっています。
また機能性に関しても説明書を使わず全ての操作が行えるようなシンプル性にもこだわっています。
ここまでシンプルにこだわったのは、機械が苦手な方や初めて機械を触る際に不安を感じてしまう方を、少しでも減らすためです。
>>経営はデザインそのものである(3) ― ビジョンをビジネスモデルにつなげるデザイン | 博報堂コンサルティング | Hakuhodo Consulting/
また操作性においてシンプルにこだわることによって、わからないという問い合わせなども少なくなり、このような部分からも人件費そのものを削減することにつながります。
本当に広い視野を持ってシンプルイズベストといったビジネスモデルを展開しているのがAppleなのです。
音楽配信で大きく飛躍したApple
Appleは前述の通り商品開発を手掛ける上でシンプルイズベストに、とことんこだわっています。
サービスの普及に関しても元々は非常にシンプルなものでした。
それがどんなものかというと、今では当たり前の音楽配信を行うというもの。
自分の欲しい音楽を1曲単位でこんにすることができるのは、多くの方が助かると言えます。
それでは一つの音楽が欲しくてもアルバムのレンタルを行うことや、さらにはマキシシングルの購入、レンタルを行わなければなりませんでした。
しかしながらマキシングルであってもB 面に収録されている音楽は不要だといった意見や、1曲だけが収録されていれば効率が良いのにという意見もありました。
こうした部分に着目したAppleでは1曲ずつを好きなように購入し、ダウンロードできるといった音楽配信システムを成立させたのです。
ここがApple の出発点となりました。
その結果として現在では非常に様々なジャンルの映像や音楽などを配信することに繋がり、他社の追従を許さない状態のまま安定した経営を行っているのです。